自己判断で抗真菌薬は使わない、まずは水虫を予防する

水虫の菌はたいへんうつりやすいので注意が必要で、予防策も大事です。例えば体育館で大勢で裸足で行なうイベントに参加したとしますと、その中に水虫の人がいたらすぐ広まってしまいます。学校や職場などでもそういう機会がありえます。他の人と裸足になって行動するような時には、できるだけ注意し予防しておくことが大事です。いったん水虫に罹ると全治までに時間がかかってしまいますので、予防しておくことに越したことはありません。足がかゆくなったり、足の裏を見たら皮がむけ、ポロポロ皮がとれたり、逆にジュクジュクになっていたりしますと、すぐこれは水虫だと自己判断し、水虫用の薬を買ってきてつけ始めますが、実際に水虫かどうかはわかりません。一般の人の自己判断で水虫のように見えても、実はそうではなく、他の病名のこともあります。もし違うものだとしますと、真菌というカビの一種が原因である水虫ではないですので、水虫用の抗真菌薬をつけても関係がないことになります。症状としてかゆみがあれば、かゆみは治まるかもしれませんが、そもそも合っていない薬をつけていることになるわけです。そこで、皮ふ科の医師や薬剤師に、本当に水虫かどうかを確認してもらうことが大事です。もしはっきりそうだとわかったら、水虫の治療は抗真菌薬ですので、これをつけて治していくことになります。もう一つ大事なのは、その薬を自己判断でやめないということです。抗真菌薬を使い始めるとかゆみや皮ふのポロポロが改善されますので、全治したように見え、そこで薬をやめてしまうのですが、しかしこれは表面上のことで、実は内部で菌が生き残っています。その後もしっかり薬を続けて、やめないようにし、完全に治してしまうようにします。